これから介護の仕事を始めようかなと思っているあなた。
介護職に就こうという時には、いろんな不安や悩みが出てきますよね。
その中に、例えば、こんな悩みはありませんか?
介護の仕事を始めてみたら、人手不足で休めなくなるんじゃない?
介護、慢性的に人手不足とよく言われていますから、こんな不安もありますよね。
このページでは、そもそも「」「」ということを紹介していきます。
「 そもそもどのくらいの介護職員が足りてないの?」ということを、予め知識として持っておくと、いろんなことを考える時や話す時に、何かと役にたつものですよ。
このページでは、「 日本の介護職員、今どれくらい人手が足りてないの?」、「 将来の予想はどうなっているの?」ということを紹介していきます。
日本の介護職員の総数はどのくらい?
過去20年間の介護職員の総数の推移は、下の表のとおりです。働いている所の形態別内訳も含めて紹介しています。
(万人) | 2000年 | 2009年 | 2019年 |
---|---|---|---|
総合事業 | - | - | 14.5 |
訪問系 | 18.0 | 42.3 | 54.0 |
通所系 | 4.8 | 19.0 | 34.6 |
入所系 | 32.1 | 72.4 | 99.9 |
小規模多機能型等 | - | 2.7 | 7.5 |
合計 | 54.9 | 136.4 | 210.6 |
(内訳の詳細)
総合事業:訪問型サービス、通所型サービスなど
訪問系:訪問介護、訪問入浴介護など
通所系:通所介護、通所リハビリテーションなど
入所系:特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など
小規模多機能型等:小規模多機能型居宅介護など
引用元:第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について, 厚生労働省, 2021年(令和3年)7月9日
このデータをみると、介護職員の全体数は、着々と増えていっていますよね。
一方で、同じように、要介護(支援)認定者数も増えていて、介護職員数の約3倍の数と大きく上回っています。
介護を受ける人の増加ペースに、介護職員の増加ペースが追い付いていない、ということですね。
要介護(支援)認定者の数については、介護を受けるリスクはどのくらい?~日本の高齢化の人口割合等のデータからのページで紹介しています。
こちらもあわせてご覧になってくださいね。
-
介護を受けるリスクは何割?日本の高齢化の人口割合データから
(紹介内容)
高齢者人口と高齢者が総人口に占める割合
要介護(要支援)の認定者数とその割合
介護が必要になるかもしれない可能性/リスクはどのくらい?
今後、必要な介護職員の数はどのくらい?
現在の介護職員数が把握できたところで、次は、「 実際にはどのくらいの介護職員が不足しているの?」について紹介していきます。
具体的には、下の表のとおりです。
(万人) | 必要な職員数 | 不足する職員数 |
---|---|---|
2019年度 | 211 | - |
2023年度 | 233 | 22万人不足 |
2025年度 | 243 | 32万人不足 |
2040年度 | 280 | 69万人不足 |
(必要数の算出方法)
介護保険給付の対象となる介護サービス事務所、介護保険に従事する介護職員の必要数に、介護予防・日常生活支援総合事業のうち、従前の介護予防訪問介護等に相当するサービスに従事する介護職員の必要数を加えたもの。
第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について, 厚生労働省, 2021年(令和3年)7月9日
これをみると、今後、介護職員数がどんどん不足していくことが予測されていますよね。
あなたが大切な人の介護をどうしようか考える頃、あなた自身が介護を受けるかもしれない頃は、いかがでしょうか。
そんな自分の身近な問題という視点から考えることも大切ですが、このページのテーマは、「 介護職で働く場合はどう?」ですので。
介護の現場のお仕事は、確かにきつくてしんどい。お世辞にも高給という方は少ない。
それでも、介護の現場の仕事は、圧倒的に、「誰かから必要とされるお仕事」です。
どんなに稼いでいる人でも、自分が誰かから必要とされている、という要素が無いと、ちょっと辛すぎませんか?
『あなたが1億円や2億円、それ以上を軽ーく稼いでいても、実生活で誰もあなたを必要としていない状況』
『誰かに必要とされている(思われている)か否か』
これが精神的安定に大きな要素ではないでしょうか。
私は、これまでの20年近くの社会人生活で、こういう考え方になりました。
介護の現場の仕事は、この点では圧倒的に強みのあるお仕事です。
とはいえ、価値観は人それぞれですし、ある程度稼いでいかないことには生活が保てないですよね。
介護職に就こうという時には、まずは、「介護職員初任者研修」の資格を取得すること。これが第一選択です。
この資格さえ取ってしまえば、仕事に困らない。参考。
そして、早い段階で、特別養護老人ホーム(特養)のような、比較的厳しめの所を経験すること、これが大切です。
特養で2, 3年も働けば、
私は、半年でもOKだと思います。
テーマ:介護の仕事を始めてみたら、人手不足で休めなくなるんじゃない?
あわせて、初任者研修のページの調整を。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
介護職員の総数とその推移、および、どのくらいの介護職員が不足していくのかのデータをもとに紹介しました。
テーマ:始めてみたら人手不足で休めない?
やっぱり足りていないんだね。
とはいえ、一律で言える事でもなく。
より良い職場を選べるように。
エージェント紹介ページへ。
最後までお読みいただき、ありがとうござます!
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各エージェントサイトの登録者数から、全体の何割が登録しているかがわかる
しかも、年々不足数が増えていく見込みって、どうよ?
ということで、介護職員の処遇改善を。上記サイト解説。
1.介護職員の処遇改善
2.多様な人材の確保・育成、
3.離職防止・定着促進・生産性向上
4.介護職の魅力向上
5.外国人材の受け入れ環境整備など総合的な介護人材確保対策に取り組む。