もしもあなたが自宅で老老介護の生活になったら?その生活状況、イメージがつきますか?
このページは、老老介護の生活状況とは?あなたが介護をすることになったら?のページからの続きです。
まだ読まれていない方は、是非ご覧になってくださいね。
老老介護は誰にでも起こりうること。
「 老老介護?私には関係ないよ」というあなたも、「 そのうちなるかも・・」
そんな漠然とした不安があるなら。
老老介護になったらどんな生活状況になるかを予め知っておくと、そうならない対策を考えられるようになりますよ。
もしも老老介護の状況になっても、少しでも楽に過ごせるように改善する方法を考えられるようになりますよ。
このページでは、老老介護に対する不安 / 疑問を少しでも解消できるきっかけにつながることを、あなたが老老介護をされる側になったら、の視点から紹介していきます。
老老介護の生活状況とは? ~あなたが老老介護の生活になったら?~
(老老介護の生活状況とは?)あなたが介護される側になったら?
老老介護に限らず、介護される側の生活は、
自分の身体の自由が徐々に利かなくなる
⇒
起きる / 立ち上がる / 座る。食事をする。排泄をする。移動する。入浴する。服を着替える、等々。
あなたが普段当たり前にできている毎日の動きが、程度の差はあっても、出来なくなる。
という生活ですよね。
あなたが健常人なら、そんな自分を想像できますか?
例えば、一人ではお風呂に入れないあなた。
例えば、一人でトイレにも行けず、垂れ流しておむつ交換してもらうことを待っているあなた。
こんな時、介護を受けるあなたに起きる問題点やリスクになり得ることは、
体力が落ちる、身体の自由が徐々に利かなくなってくる。
あなたの時間を思うように自由に使えなくなる。自由に外出することすら難しくなる。
家の中でも、やりたいと思っていることが思うように出来なくなる。
尊厳を保つことが難しくなる。
介護を受けている自分への不甲斐なさを存分に思い知る。
介護をしてくれる大切な人に、引け目、負い目、申し訳ない気持ち。なんともいえない感情に襲われる。精神的ダメージが大きくなる。
等々、いろんなリスクに晒される。
例えば、あなたがこんな状況に追い込まれたら?
さらに、寝たきりにでもなったら、頭はしっかりしていても、ベッドから動けない。
食事、排泄、移動、清拭、入浴、服の着替え等、日常のあらゆることが、ほぼ自分で出来なくなる。
さらっと言葉で紹介したけど、なかなかの刺激的な生活を送ることになるよね。人によっては、恥辱的、屈辱的に思うことも。
「 へ~、そうなの?そういうもの?介護されたことなんて無いし、実感がないから解らない。」と思った、そこのあなた。
こういった生活が、例えばこの先10年間、20年間続くと思うとどうですか?しかも、いつ終わるのかも分からない状況で。
既にそういう生活を送っている方々をどうこう言っているんじゃなくて。
なお、介護されている人の精神的状況を少しでも実感として知る、一番早い、手っ取り早い方法を、下記のページで紹介しています。
是非、試してみてはいかがでしょうか。なかなかの体験ができますよ。
こんなあなたを介助してくれるのは、同じく身体の自由が利きにくくなるつつある / なっている、年老いたパートナー / 家族といった大切な人。
当然、誰かを介護できるだけの体力、気力が無いこともあるよね。
しかも、介護をする側自身も、老老介護の生活状況とは?あなたが介護をすることになったら?のページで紹介している問題点やリスクを抱えている。
さらに、介護は良くも悪くも終わりがみえない。
老老介護の生活が長期間に渡ってくると、「 この辛すぎる生活が、永遠に続くんじゃ!?」という絶望的な思いにかられたり。
お互いに精神的に追い詰められるよね。
どんなに仲睦まじかった老夫婦も、老老介護になったら、徐々に不仲になって生活が崩壊していくかもしれない。
これ、私が特別養護老後ホーム(特養)で介護職員として介護をしていた時、利用者さんから
パートナーや家族に対して申し訳ない気持ち。
自分自身への不甲斐なさなどなんとも言い難い気持ち。
終わりがみえない辛さ。
自宅で介護を受けていると、こんな気持ちを24時間思い知らされる。
ということをよく聞きました。
精神がもたないよね。
老々介護にならないような対策を考えよう
老老介護。
予防と対策。病気の予防と対策と同じように、老老介護にならないよう予防と対策を考えるには?
今、老老介護の生活になっている方達が、なぜそうなったのかを知って、その対策を考えることが近道だよね。
良くも悪くも先人から学ぶことが近道。
それらの内容は、次の老老介護にならない2つの簡単な予防や転倒防止策~先人から学ぼうのページで紹介していきます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!