離れた所に住んでいる両親や家族が、既に老老介護の生活状況になっている、或いは、新たに介護が必要になった。
同居しているパートナーや家族が、同様に介護が必要になっている / 新たに介護が必要になった。
あなたは今、老老介護や介護生活について、こんな思い / 悩みはありませんか?
家族の介護をしないと。でも、忙しいし手が回らない。仕事もあるし。どうしたらいいか、相談できる所はないの?
自宅での介護生活、もう少し楽に良い方向に変えたい。現状を変えたい。どこか相談できる所はないの?
仲睦まじかった両親が、介護が原因で不仲になりかけて困っている。どうしたら?
等々
今の介護生活を少しでも変えたい、楽に改善したい時。
まず最初の相談先として、公的機関(市区町村の役所や地域包括支援センター)に行って相談する、このチャレンジがお薦めです。
このページでは、相談先の1つとして、地域包括支援センターを活用することについて、紹介していきます。
もしも介護が過剰にあなたの機会や時間の損失の原因になっている状況なら、介護生活の改善を目指そうよ、ということ。
自宅での介護生活の現状改善の相談先に
あなたは、地域包括支援センターをご存知ですか?
地域包括支援センターについて、簡単に触れていきます。
地域包括支援センター
地域包括支援センター。一言で言うと、高齢者の総合相談窓口。
各自治体により設置されている、高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点とされています。
具体的にどんなことをしてくれるかというと、
介護サービスに関する最初の相談窓口として機能したり
自宅を訪問して介護予防の個別相談に応じたり
自宅を訪問して介護の個別相談(例えば、介護をしている家族の支援も)に応じたり
等々
他にもしてくれることが沢山ある、高齢者とその家族の在宅生活における様々な相談に応じてくれる施設です。
例えば、あなたが「家族の介護のために満足に仕事に行けない。どうしたらいいの?」と思い悩んでいたら、地域包括支援センターに相談に行ってみる。
このチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
地域包括支援センターに相談に行く時の留意点は?
あなたが地域包括支援センターに相談に行ってみようと思ったら。
① 相談に行く時の目的をしっかり持っておくこと。
② 支援を受ける事業所を即決しないこと。
③ 複数の相談先に相談すること。
これです。この3つを気を付けておけば問題ありません。
というのも、公的機関だからと安心しきって行く前に、地域包括支援センターの性格を予め知っておくこと。これ、大切です。
① 相談に行く時の目的をしっかり持っておくこと。
高齢者の生活の総合相談窓口。毎日いろんな相談を多くの方々から受けています。
昨今の人手不足もあって、かなり多忙です。
あなたが長々と話し出したら、仕事とはいえ、相手の感情が少しずつ刺激的になっていって、まともな対応をしてもらえないかも。
それも解るけど、最初に相談したいことをポンポンと伝えるだけで、あなたの目的に沿ったアドバイスが得られやすくなりますよ。
もう一つ、地域包括支援センターには、自治体直営のセンターと、自治体が委託しているセンターの2種類があります。委託先は、民間の社会福祉法人など。
民間の場合は、残念ながら、あなた第一ではないのよね。当然ボランティアでもなく。
「お客様は神様」という発想は当てはまりません。
ということは、自らの利益向上のため、あなたを囲い込もうとします。つまり、他の福祉サービス事業者のサービスを選択させないよう誘導するということ。
これが良い / 悪いと言っているのではなくて、この地域包括支援センターの性格を知った上で相談に行くことが大切です。
なんでもかんでも言われるがままにほいほい頷かずに、
今の私の介護生活の状況を改善させるには、どのサービスがいいかな?
介護を受けている家族やパートナーさんに、どのサービスが合うかな?
という視点で、複数の選択肢を並べて考えてみる。そんな状況にする。
考えた結果として囲い込まれたとしても、それはそれ。あなたの介護生活の状況が改善したのなら、目的を果たせたことになるんじゃないかな。
③ 複数の相談先に相談すること。
これは、地域包括支援センターに相談に行ったら、できるだけ複数の介護サービスや事業者を紹介してもらおう、ということ。
複数出てこなかったら?
近所の介護サービス事業者を直接訪問して、サービス内容を聞いてみよう。
地域包括支援センターにしても、近所の介護サービス事業者にしても、あなたは、最初はあくまで相談に行っているだけ。
地域包括支援センターや近所の介護サービス事業者のコメントは1つの提案です。
必ずしもその場で即決する必要もなくて、納得した事業者の介護サービス / 支援を活用すれば良いので。
ひとまず、今の介護生活の状況を早く改善したいんだけど。という場合はどうしたらいいの?
何かあったら、後から変えてみる。これでもいいと思うよ。
まとめ
あなたが自宅での介護生活の現状改善をしたいような時には。
地域包括支援センターや近所の介護サービス事業者に相談に行ってみる。
まずはこのチャレンジをしてみることがお薦めです。
これはあくまで相談。
支援を受ける事業者を決めるのはあなた自身なので、できるだけ複数の選択肢を並べて考えよう。
相談の目的は、あなたの介護生活の状況を少しでも楽に、良い方向に改善すること。
介護サービスを受ける家族やパートナーさんなど大切な人とあなたにさほど不満がないなら、さらにあなたの介護生活の状況が改善されたら、目的達成!
100%の満足を求めたらキリがないしね。
介護サービスの内容や事業者は、適宜、後で変えることもできるよ。
そう考えたら、そこまで深刻に考え込む必要もないよね。
最初から100%を求めない感じで考えるくらいが丁度いいよ。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます!
次は、あなたと介護を受ける人が一緒に自宅で楽しみながらできる、介護生活を少しでも楽に送るためにできることの1つを紹介していきます。