もしもあなたの身近な大切な人に介護が必要になったら?
あなたは働いていて、あなたの両親が老老介護の状態になったら。
或いは、連れ添ってきたあなたのパートナーさんに介護が必要な状況になったら。
特別養護老人ホーム(特養)で働いていたら、利用者さんやご家族から「 気付いたら、いきなりそんな状況になっていた」という話も聞きます。
あなたは、こんな思いや悩みはありませんか?
具体的に介護が始まる/必要になるのは、何歳くらいから?
離れた所に住んでいる両親が老老介護の生活状況に。このまま仕事を続けられる?辞めて介護をした方がいいのかな?
これから一緒に住んでいる大切な人の介護をしないと。今の仕事を続けながら出来る?退職するかどうか誰に相談したら?
介護と仕事の両立に自身ない・・どうしたら?
実際に退職/離職して介護に専念したら、どうなるかな?前もって知っておいた方が良いことはあるの?
介護が理由でも、一回でも退職/離職したら、再就職は難しいの?
等々
身近な大切な人に介護が必要になったら、多くの人が思い悩む介護とお仕事の悩み。
こんな悩みを抱えているあなたに、悩みが少しでも解消に近づくよう、紹介していきます。
このページでは、「 介護が始まる/必要になる年齢はどのくらいから?」と、「 介護をすることになったら、介護?それともお仕事?」について。
あなたが介護に備えるためのポイントを知る、そんなきっかけの一つに。
介護が始まる/必要になるのは何歳くらいから?
介護に備える意味でも、まずは実態を知っておくと、考えやすくなります。
介護を受ける方は、介護が必要になるのは何歳頃から?
介護をする私にとって、何歳頃から介護生活が始まるの?
まずは、「 何歳くらいから介護を受けることが多いの?」について。
この一つの目安になるものは、例えば、
要介護者等 *) の構成割合をみると、男性は75歳以上が77.8%、女性は75歳以上が89.6%を占めている。
*) 要支援者、要介護者と認定された方のうち、在宅の方
というデータが発表されています。
さらに、子供世代にとっては、こんなデータが出ています。
・在宅介護を始めた年齢の平均:50.9歳
・将来、在宅介護をするかもしれないと意識し始めた年齢の平均:48.2歳
・思ったよりも自分が若い年齢で在宅介護が始まったと答えた人:61%
引用元:NEWS RELEASE 人生の節目で「親の介護」を意識したタイミングを調査, 大正製薬株式会社, 平成29年5月29日
あなたの家族やパートナーさん、あなたの年齢と比較して、いかがですか?
「 老老介護や身近な大切な人に介護が必要になったら大変だよね」と思いながらも、
「 そんなのまだまだ先の話だし、介護なんてしたこともないし、実感がないからよくわからない」
と、普段何かと忙しいこともあって、考えたくないことは先送り先送り。
これ、介護生活になる前のあるあるです。
特養で入居者さんのご家族と話していて、自宅で介護に至る前後の苦労話をよく聞きました。
「 もしかしたら・・」と、どこかで不安に思っていても、実際にその状況に追い込まれないと実感として解らないもの。
これが良い悪いではなくて。
身近な大切な人に介護が必要になったら~介護? or お仕事?
例えば、「 遠く離れた両親が急に倒れた」とか、「 同居している親やパートナーさんに介護が必要な状況になるよ」、と急に聞かされたら。
こんな状況になることを初めて電話やLine、面と向かって聞いた時、あなたが最初に思い悩むことは、
マジで!?今どんな状態なの!?
という、まずは病状や状態を心配する思いがあって。
大切な人の状態を認識できたら、次にあなたが思い悩むことは、
どのくらいの介護が必要になるの!?
それは、これからの私や家族の生活に、直接、どんな影響がどのくらい出てくるの?
という、自身の生活への影響度合いが不安という思い。
もしも自宅で介護をすることになったら。
あなたの仕事や友人関係、趣味など、あなた自身の時間の使い方にも影響が出てくることに。
あなたの機会の損失、自由な時間の損失につながりかねないことにも。
プライベートでは、やりたいことが出来ない機会が増えていく・・
こんな時に、「 私は、このまま仕事を続けられる?辞めて介護に専念した方がいいのかな?」という悩みも出てきます。
この悩みには、第一選択は、
少しでも仕事を続ける状態を維持しよう
もちろん、生活状況に合わせて、転職もOK。
介護のために一切の仕事を退職/離職することは、最後の最後の最後の最終手段で。
あなたが誰かに「仕事を辞めて介護に専念するように言う/お願いする」なんてことも論外。
もしもあなたが、「 そんなことを言われて困ってる」なんて時には、そんな戯言は右から左に受け流そう。
「 どうも。ムーディ勝山です。寝言は寝てから言おうね」と言い返したらいいよ。(言い方に気をつけて。)
なかには、「 私が自分で希望して大切な人の介護のために退職するんです」と考えて決めている人もいらっしゃるかも。
事情は人それぞれ。強い強い希望・意思があるなら別ですが、大切な人の介護のために一切のお仕事を退職する、ということは、あんまりお薦めではないよ。
というのも、実体験に基づいて実際に介護離職をしたらどうなるかを、介護が理由でも、一回でも退職/離職したら、再就職は難しい?のページで紹介しています。
あわせてご覧になってくださいね。
ということで、「 このまま仕事を続ける?退職して介護に専念をした方がいいかな?」と思い悩んでいるのでしたら。
生活状況にあわせて、介護をしながら仕事を続ける状態を維持することがお薦めです。
自信ない・・、ということもあるんじゃない?
介護と仕事を両立させる、かなり大変です。
それでも、両立させるためにいくつか試してみては?ということがあります。
具体的に活用できるサービスも含めて、介護と仕事の両立について、こちらで紹介しています。
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