このページでは、介護の視点から、自宅をリフォーム / リノベーションしたら得られるメリットを紹介していきます。
あなたは今、こんな思い / 悩みはありませんか?
自分の老後のために、介護される生活にならないように、なにか準備できることはないかな?
既に大切な人が自宅で介護される生活を送っています。
⇒
介護をする私も、介護される大切な人も、少しでも楽に、過ごしやすく過ごすために、何かできることはないかな?
こんな時にできることはたくさんあります。
そのうちの一つが、介護のために自宅をリフォーム / リノベーションすること。
このページでは、介護のためにリフォーム / リノベーションをしたら、こんなメリットが得られるよ、ということを紹介していきます。
それらのメリットは、介護をするあなただけではなくて、介護をされる親など大切な人にももたらされるメリット。
あなたの上述の悩みも解決できるきっかけになりますよ。
クリックできる目次
介護リフォームをしたら得られる4つのメリット
自宅を介護リフォーム / リノベーションすると、具体的に次の4つのメリットが得られます。
① 転落・転倒の予防につながる
② 介護される親など大切な人にとって、自立性の維持、尊厳の維持につながる
③ 介護される親など大切な人と介護をするあなたや家族にとって、介護現場をできるだけ楽に、辛くならないきっかけにつながる
④ 介護をするあなたや家族にとって、機会や時間の損失をできるだけ抑えるきっかけにつながる
ここから、それぞれのメリットについて、具体的に紹介していきますね。
メリット①: 介護に至る転落・転倒/骨折防止策につながる
介護リフォーム / リノベーションをしたら得られるメリットとして、まずはこのメリット。
⇒
将来、介護生活にならないための有効な予防 / 防止策になる
今の介護生活を悪化させない有効な予防 / 防止策になる
あなたや大切な人が将来、介護生活にならないために、とても大きなメリット。
一番最初に思い浮かぶメリットだよね。
一方で、
こんな疑問もあるでしょうか。
介護に至る原因は?統計データより
介護に至った原因(介護が必要になった原因)、つまり、介護の入り口となる要支援認定者に至った原因の第3位。
要介護認定者が、介護が必要になった原因の第3位。
共に「骨折・転倒」です。
上述の引用元:平成28年 国民生活基礎調査の概況, 厚生労働省, 平成29年(2017年)6月27日、2019年 国民生活基礎調査の概況, 厚生労働省, 令和2年(2020年)7月17日
この内容は、詳しくは、将来、あなたに介護が必要になる原因は?~厚生労働省の統計からのページで紹介しています。
あわせてご覧になってくださいね。
介護生活に至るきっかけになり得ること、介護の状態が悪化するきっかけになり得ること。それが「転倒・骨折」。
シニアは、「転落・転倒」⇒「骨折」⇒「介護生活(寝たきりも)」というコースに至りやすい。
「転落・転倒」はシニアの大敵。とくかく要注意です。
特養の介護現場では、転倒対応マニュアル / 転倒防止マニュアルといったマニュアルを作って、教育をしているところもあるよ。
そんな「転落・転倒」を防ぐことにつながる介護リフォームは、介護生活に至らないために、今の介護の状態/生活を悪化させないために、とても有効な方法の一つです。
65歳以上の事故の発生場所は?統計データより
ここまで読んできて、こんな疑問もあるでしょうか?
65歳以上の高齢者の事故の発生場所は、次の表のとおりです。
事故発生場所 | 発生割合 |
---|---|
住宅 | 77.1% |
民間施設 | 8.2% |
一般道路 | 6.9% |
公共施設 | 1.5% |
公園・遊園地 | 0.3% |
その他 | 2.4% |
引用元:医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故 -高齢者編-, 独立行政法人 国民生活センター, 平成25年(2013年)3月28日
発表からちょっと時間が経っているデータだけど、参考になる一つのデータです。
高齢者の事故が発生する場所は、住宅内が圧倒的に高い割合(77.1%)を占めているよね。
上述の引用元のデータによると、住宅内事故(77.1%)のうち、事故のきっかけで多いものは、「転落」が30.4%、「転倒」が22.1%の順です。
以上の2つの統計データより、
65歳以上の事故の77.1%は住宅内で起きていて、そのうち、「転落・転倒」があわせて半数以上
ということ。
転落・転倒防止策として介護リフォームをしたら。
介護リフォームは、介護に至るきっかけを、介護の状態悪化が招くあなたの生活圧迫のきっかけを、少しでも低減できるメリットになるよ。
メリット②: 自立と尊厳の維持につながる
介護リフォーム / リノベーションをしたら得られるメリットとして、2つ目のメリット。
⇒
介護生活でも、尊厳のある暮らし、プライバシーを保つ暮らしを過ごせるきっかけになるよ
健常者だったら当たり前にできることが、徐々にできなくなっていく。
介護に至る過程は、だんだん置いてけぼりにされるような、精神的に悲しくて寂しくて、自分自身になんともいえない思いが入り乱れるもの。
しかも、家族に迷惑をかけているという思いも。
あなたがこんな状況になったら、どう思いますか?
「 私や私の家族に限って、そんなことは起きないよ」と思っているなら。
いつ何が起こるかなんてわからないもの。
そこで、新たに介護を受ける生活にならないために、要支援 / 要介護度が進行しないように。
自分で出来ていることは、可能な限り引き続き自分で出来るようにリフォームをする。
そんな介護リフォーム / リノベーションをしたら。
介護リフォームは、介護をされる親など大切な人にとって、自立期間を少しでも長くできる。
介護生活でも、尊厳のある暮らし、プライバシーを保つ暮らしを少しでも長くできる。
そんなメリットにつながるよ。
メリット③: 自宅で、より楽な介護生活につながる
介護リフォーム / リノベーションをしたら得られるメリットとして、3つ目のメリット。
既に自宅で介護をしていたら、例えば、「 ここに手すりがあったら、もっと楽になるのに・・」ということはありませんか?
そんな現状を少しでも解消できるように、辛さを軽減できる介護リフォームをしたら。
例えば、楽な移乗・移動介助や排泄介助ができることにもつながったり。
介護をされる親など大切な人にも、介護をするあなたや家族にとっても、体力的にプラスになるよね。
そうなったら、精神的にも余裕が出るよね。
こんなメリットが得られたら、「 介護、辛くて家で見れない・・」という慢性的な悩みの解消につながるきっかけになるよ。
メリット④: 普段の機会や時間の損失をできるだけ抑えられる
自宅で介護をしていて、介護リフォームをして【メリット③:自宅で、より楽な介護生活につながる】が得られたら。
介護リフォーム / リノベーションをしたら得られるメリットとして、4つ目のメリット。
⇒
普段の機会や時間の損失をできるだけ抑えられるきっかけにつながる
例えば、「 介護のために満足に仕事に行けない・・」、「 お出かけできない・・」のような慢性的な悩みの解消につながるきっかけになるよ。
介護リフォーム / リノベーションをしたら。
介護が原因であなたの機会や時間が失われることを減らすメリットにもなるよ。
「 相乗効果でヨクなろう 同じベクトル持った僕ら無敵」みたいに。
(B'z 『SUPER LOVE SONG』より)
介護リフォームをしたら受けられる助成金/補助金
ここまで読んできて、こんな思い / 疑問も出てくるでしょうか?
そうはいっても、介護リフォームには、どのくらいの費用がかかるの?
介護リフォームをしようと思ったら、どこに相談したらいいの?
等々
介護リフォームにかかる費用は、介護リフォームをするタイミング次第で変わってきます。
より正確には、タイミング次第で得られる助成金 / 補助金が変わってくるよ。
ここからは、介護リフォームをするタイミング別に、紹介していきます。
具体的には、以下の2つのタイミングに分けて紹介していきます。
要支援 / 要介護認定をされてから
介護生活に備えて(予防対策)~要支援 / 要介護認定の前に
まず、両親や祖父母、パートナーさんなど大切な人が要支援 / 要介護認定を受ける前に、介護リフォームをする場合。
現在、比較的身体の自由が利いていても、将来に備えて、予防の視点から、バイアフリーのためのリフォーム。
この場合は、介護保険制度による(高齢者住宅改修費用助成制度)は活用できません。
一方で、国の介護保険制度は活用できなくても、各自治体(市区町村)による制度などを活用して、リフォーム費用を抑えることができます。
各自治体によって名称が違うけど、例えば、バリアフリー化支援制度や高齢者住宅整備費用、住宅改修制度など名称は様々。
助成金額も条件も様々。
是非、お住まいの自治体に相談してみて。
「 相談する窓口が分からないよ・・」という時には。
自治体の役所の代表に電話したり、時間があれば窓口に行って、「 バリアフリーのリフォームをする時の助成制度を教えて」と言ったら、担当の窓口につないでくれるよ。
しかも、バリアフリーのためのリフォームをすると、所得税の還付が受けられることも。固定資産税の減額があることも。
将来の介護生活に備えて、バリアフリーのためのリフォームをしたいけどお金がない場合や足りないような時には。
少しでもお金を節約したい時には。
お住まいの市区町村のいろんな助成/補助制度を活用できる可能性があるよ。
さらに、このタイミングでバリアフリーのためのリフォームをすると、上述のメリットにプラスして、【メリット:時間に追われてリフォームを慌てなくてもいい】も得られるよ。
突然の骨折や脳血管障害などの入退院がきっかけで、必要に迫られて、検討する時間がなくて・・
急いだ結果、介護リフォームを失敗して、さらなる追加のリフォームを検討したりする可能性も。
要支援/要介護認定を受けてから
次に、要支援 / 要介護認定を受けてから介護リフォームをする場合。
この場合は、介護保険制度による(高齢者住宅改修費用助成制度)を活用できます。
一方で、高齢者住宅改修費用助成制度を活用したら、追加でお住まいの自治体の制度を活用できないこともあるよ。
高齢者住宅改修費用助成制度を活用することについては、以下のページで紹介しています。
あわせてご覧になってくださいね。
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リフォーム会社を選ぼう
介護に関するリフォーム費用に助成 / 補助金があるにしても、こんな悩みもありますよね。
そこで、この悩みを解決できる、『タウンライフリフォーム』、『リショップナビ』、『ホームプロ』、リフォーム比較プロのサービスを、それぞれ紹介しています。
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自宅の介護リフォームで家族の安全安心を手にしよう~タウンライフリフォーム
タウンライフリフォームの問合せ実例を見て、効果的な介護リフォームを
(リショップナビ)
価格帯毎に事例紹介がある『リショップナビ』で介護リフォームを
(ホームプロ)
『ホームプロ』で安心できるリフォーム/リノベーション会社を選ぼう
(リフォーム比較プロ)
リフォーム比較プロ;厳選したリフォーム業者を比較して安心を
(クリックすると、それぞれ紹介しているページに移動します)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自宅を介護リフォームしたら得られるメリット、リフォームのタイミング次第で活用できる助成金 / 補助金制度の違いについて、紹介しました。
介護生活にならないように。
既に介護生活という場合でも、普段の介護生活を少しでも楽によい生活を送るために。
自宅のバリアフリーリフォーム、介護リフォームを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!