親しい人ができること

将来、あなたに介護が必要になる原因は?~厚生労働省の統計から

2019年7月14日


あなたは将来、あなた自身が介護をされる(受ける)ようになりたいですか?

あなた自身が介護をされる場面を想像したことはありますか?

こんな質問をされたら、「 介護なんてされたくもないよ、当たり前でしょ」と答えるでしょうか。

私は介護をされたいです!」という人は、そういないですよね。

私も特別養護老人ホーム(特養)で働いていて、「 介護されたいです!」という利用者さんには出会ったことがありません。

今この瞬間に、自宅や特養など介護施設で介護を受けている人々も、

介護を受ける前は、「介護なんてされたくもない」と思っていた。

それでも、

介護を受けている今この瞬間、介護なんてされたくもないけど、しょうがなく介護を受けている。

というのが現実ですよね。

仕方なく介護されている、だよね。

と言っても、じゃあ「今、具体的に何をどうやったら、将来、自分が介護を受けずにすむか」は、よく解らない。運?


介護に至る主な理由、原因を知ったら、あなたが介護を受けるようになるリスクを、少しでも減らすことができるんじゃない?

介護を受けるようになる理由は人それぞれだけど、介護に至る理由は、意外と少ないものです。

このページでは、このあたりを根拠データと共に紹介していきます。

介護に至る主な原因を知って、将来、あなたや大切な人が介護を受けるリスクを、少しでも低減できるような生活を。

介護に至る主な原因は?

将来、介護を受ける生活にならないために。

まずは、介護に至る主な原因を、これまでの事例から紹介します。その後に対策ですね。

「彼を知り己を知れば百戦殆ふからず」という言葉もあるしね

介護に至る原因(介護が必要になった原因)、つまり、介護の入り口となる要支援者に至る主な原因は、厚生労働省の統計によると、以下のとおりです。

 2016年2019年
第1位関節疾患
(17.2%)
関節疾患
(18.9%)
第2位高齢による衰弱
(16.2%)
高齢による衰弱
(16.1%)
第3位骨折・転倒
(15.1%)
骨折・転倒
(14.2%)

引用元:平成28年 国民生活基礎調査の概況, 厚生労働省, 平成29年(2017年)6月27日2019年 国民生活基礎調査の概況, 厚生労働省, 令和2年(2020年)7月17日

これは、厚労省が毎年調査して発表している国民生活基礎調査のうち、3年に1度調査されている、直近2回分の大規模調査から引用しているデータです。

ここでいう「要支援者」というのは、介護保険法の要支援と認定された者、

  1. 要介護状態となるおそれがある状態にある65歳以上の者
  2. 要介護状態となるおそれがある状態にある40歳以上65歳未満の者であって、その要介護状態となるおそれのある状態の原因となった心身の障害が特定疾病によるもの)

のうち、在宅の者。と定義付けされています。

厚労省の統計データ?不正統計じゃないの?

・・そういうことを言い出したらキリがないから、ま、大丈夫ということで

この統計データより、関節や骨に対する疾患や怪我、転倒から介護を受けるようになってしまう人が多い、ということが読み取れますね。

介護を受けるようにならないために、具体的な対策は?

上述の厚労省の統計データより、介護に至る主な原因を認識できたところで、次は、介護を受けるようにならないための対策は、

関節や骨に対する疾患に罹らないよう予防すること。

関節や骨に対する疾患に罹ってしまったら、改善するように努めること。

転倒しないようにすること。

ですね。

専門的な用語でいえば、「運動器疾患・障害や廃用性筋萎縮の予防と改善を図ること」が対策になります。

具体的にはどんなことをしたり、気をつけたりしたらいいの?

介護を受けるようにならないための具体的な対策は、

月並みだけど、まずは日々適度に運動をしよう。

さらに特に高齢者の場合は、転倒しないよう気をつけよう。

の2つが大切です。

日々の運動、特に足腰が弱らないように運動することが介護予防に大切。

これは特段反論の余地はないよね。

多くの整形外科医が執筆している数多くの学術論文からも、運動が効果的ということはよく知られているところです。

次に、転倒予防。

「転倒 ⇒ 骨折 ⇒ 寝たきり」というコースを辿るケースが多いことが現状です。

そのため、介護の現場でも、転倒には日々細心の注意を払って介助されています。

介護における転倒防止策や転倒後の対応については、それらのマニュアル(転倒防止策マニュアルや転倒時・転倒後の対応マニュアル等)を作成して教育している介護施設もありますから。

う~ん。言ってることはごもっともで解るよ。

ただ、もう少し、こう、具体的に「今、こんな状態になったら要注意だ、これができないとマズいよ」という目安になるものはないの?


例えば、『ロコモ度テスト』があるよ

最近は、寝たきりや介護の原因になり得る運動器疾患、ロコモティブシンドローム(運動器症候群、ロコモ)、これを予防するように生活しよう!、ということもよく知られるようになってきたよね。

ロコモの予防・啓発活動は、日本整形外科学会が中心になって行っているから、テレビでもよく見聞きするようになりました。

ロコモ、知ってる!」という人も増えてきているようです。

あなたはいかがでしょうか。

ロコモ度テストとは、あなたのロコモの現状はどの程度かを自分自身で気付くためのツールです。

ロコモ度テストの結果を知って、介護に至らないように日々生活しよう、ということにつながります。

「テスト」という名称だけど、特段身構える必要もなく。

誰でも簡単に気軽にできるストレッチとアンケートから構成されています。

ロコモ度テストについては、介護を受けない未来のために~今すぐに楽しくできるロコモ度テストのページで紹介しています。あわせてご覧になってくださいね。

介護を受けない未来のために~今すぐ楽しくできるロコモ度テスト

(紹介内容)

ロコモティブシンドローム(ロコモ)

ロコモ度テスト

ちょっとブレイク

ここまで、厚労省の統計データをもとにして、「要支援者における介護が必要になった主な原因」を紹介しました。

一方で、この統計データでは、「要介護者が、介護が必要になった主な原因」についても、以下のとおり示されています。

 2016年2019年
第1位認知症
(24.8%)
認知症
(24.3%)
第2位脳血管疾患 (脳卒中)
(18/4%)
脳血管疾患 (脳卒中)
(19.2%)
第3位高齢による衰弱
(12.1%)
骨折・転倒
(12.0%)

引用元:平成28年 国民生活基礎調査の概況, 厚生労働省, 平成29年(2017年)6月27日2019年 国民生活基礎調査の概況, 厚生労働省, 令和2年(2020年)7月17日

認知症と脳血管疾患(脳卒中)については、当サイトでその対策などを到底紹介できないので、触れません。

なお、ここでいう「要介護者」というのは、介護保険法の要介護と認定された者、

  1. 要介護状態にある65歳以上の者
  2. 要介護状態にある40歳以上65歳未満の者であって、その要介護状態の原因となった心身の障害が特定疾病によるもの)

のうち、在宅の者。と定義付けされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日々の適度な運動と、さらに高齢者の場合は転倒に注意すること。

この2つが、将来、介護を受けないために大切ということだね

次の介護を受けない未来のために~今すぐに楽しくできるロコモ度テストのページでは、「 介護予防等のために、日々何かにチャレンジしたい。」というあなたに。

日々そんなチャレンジができる一例として、ロコモ度テストを紹介していきます。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

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