介助の方法

介護 食事介助の前に準備すると楽になる5つのおすすめポイント

2019年6月4日


毎日の食事介助がなかなか楽にスムーズにいかないことはありませんか?

利用者さんは嫌がらずに食事していますか?

ご自宅や特別養護老人ホーム(特養)のような介護施設などで介護にチャレンジし始めたあなた。

あるいは、これから介護にチャレンジしようというあなた。

食事介助は、「その時々の利用者さんの機嫌」で、進み具合が左右されやすい介助ですよね。

そんなこともあって、あなたは今、こんな思い/悩みはありませんか?

食事介助って、ただ食べてもらうだけと思っていたけど、やってみるとなかなか進まない・・

できるだけストレスを少なくして、食事介助をスムーズにするためには、何からどう始めたら?

これらの悩みは、介助現場のあるあるの一つですよね。

食事介助は、移乗介助/移動介助よりも回数が少なめなことはあっても、毎日のこと。

できるだけ楽しく美味しく食べてもらいたいですよね。

このページでは、特養の介護現場で介護職として働いていた経験から、これらの思い/悩みが少しでも解決に近づくように、食事介助の前にしておくと良いこと、お薦めなことを5つ紹介していきます。

これをしておくと、その後の食事介助が楽になりますよ。

さらに、これから先、あなたも利用者さんもストレスを少なくして、より楽に、そんな介護生活にチャレンジできるきっかけにもなりますよ。

なお、

食事介助の仕方と注意点/ポイントだけでなく、

利用者さん:できるだけ楽に楽しく美味しく食事してもらえる

介護をしているあなた:少しでも楽になる、時短につながる

そんな内容を、下記のとおり、紹介しています。気になる内容がありましたら、あわせてご覧になってくださいね。

文字リンクをクリックすると、それぞれ紹介しているページに移動できます。

食事介助の仕方や注意点/ポイントはあるの?

そもそも食事介助中の声かけの仕方がわからない

食事介助で箸を使うのはあり?

利用者さんがなぜか食べない、口を開けない/開けてくれない。どうしたら?

時間ばっかりかかって、全く進まない、どうしたら?

食事介助を受けている皆さんは、食事介助中、どんな心境なの?

毎日のしんどい辛い介護生活、少しでも楽に楽しく過ごしたい。そんなきっかけになる、食事で何か良い気分転換できる方法はないかな?

介護食ってどんな食事?普通食とどう違うの?

介護食専門の宅配サービスって、あるの?どんなもの?家族も一緒に食事できるの?

普通食の宅配サービスも介護の食事に活用できるの?家族も一緒に食事できるの?

等々

このページでは、介護を受ける方を「利用者さん」と表現しています。ご自宅で介護をされている場合は、例えば、「ご家族の方」や「親しい方」のように読み替えてください。

食事介助の仕方と注意点~おすすめな5つの準備ポイント~

食事介助は、数ある介助の中では、イメージと実務/実体験のギャップが大きい介助です。

実際に介護/介助をしたことがない人が思う、介護の妄想あるあるの一つは、こちら。

食事介助?ただ食べてもらうだけ、誰でも楽に簡単に出来るでしょ。難しい?できない意味が解らない」

この妄想のように思うことが特段悪いと言っているのではないのですが、この妄想、よく聞きます。あなたはいかがでしょうか?

既に介護を頑張っているあなたからすると、そんなことを言われたら張り倒したくなるでしょうか。

一方で、これから介護にチャレンジしようとしているあなたにとっても、食事介助は、例えば、こんなイメージかも。

おむつ替え/排泄介助ほど、汚くない

移乗介助/移動介助ほど、身体的・体力的にキツくない

私が働いていた特養でも、食事介助は「 できれば必要以上にはやりたくないな~」と思っている排泄介助/おむつ替えや移乗介助に比べると、苦手意識を持っている介護職員は少かった。

それでも、実際に食事介助をしてみると、介護のベテランさんでも「 上手く出来ない・・進まない・・」ということ、よくあります。

そうなると、介護をしているあなたも、受けている利用者さんも、だんだんイライラしてきて。

自宅では、喧嘩になってしまうこともあるよね。

食事介助も、実際にやってみると、なにかと大変だよね

大変。なので、少しでも楽に楽しく食事介助が進んだら、あなたは楽になって、時短につながる。利用者さんは美味しく食事できるようになるよ

そんな生活を目指して、まずは食事介助の準備から、順に沿って紹介していきます。

排泄を済ませておく

準備の第一は、これ。まずは排泄を済ませておくこと。

食事の真っ最中にトイレに立つ。

あなたが健常者なら、ちょっと席を立つだけでたいした労力も必要ないよね。

ま、たまにはそんなこともあるかな」くらいかな。それでも普段の生活では気持ち的に「 食事中にトイレは、ちょっと・・」と思うでしょうか。

一方で、介護を受けている利用者さんの場合は、とても「ちょっと席を立つだけ」では済みません。

年齢的にもお腹が強くない方も多い年頃だよね。食事中におむつ替えをされることになったら、へこむわ~

なんでこんなことになってしまったんだ!何やってんだッ、わし!」と、自分を情けなく思うこともあるそうよ

食事介助の前に排泄介助を済ませる。これ、超重要な注意点/ポイントです。

介護では、精神的に無駄に落ち込みかねないことは避けるべし!介護を受けている利用者さんが尊厳のある暮らしを送るためにも。

介護における利用者さんの尊厳のある暮らしやプライバシーについては、介護 おむつ体験と利用者の尊厳のある暮らし/プライバシーのページで紹介しています。

あわせてご覧になってくださいね。

介護 おむつ体験と利用者の尊厳のある暮らし/プライバシー

紹介内容

利用者さんの尊厳のある暮らしのために、利用者さんの思いを、あなたが実感として知る/考えるために、おすすめな方法は?

食事をする場所への移動

無事、排泄介助を済ませたら、次は、食事をする場所へ移動します。

利用者さんの介護の重度(要支援度・要介護度)、あるいは、利用者さんの希望によっても、食事介助の場所は変わってくるよね。

例えば、こんなケースがありますので、それぞれ利用者さんの状況に応じて準備することになるよ。

食堂やキッチンで食事をするケース

ベッド上に座って食事をするケース

リクライニングタイプの車椅子で食事をするケース

食堂やキッチンで食事をする場合

食事介助をする場所の第一選択は、やっぱり食堂やキッチンですよね。

食堂やキッチンで食事をする。

当たり前のことだけど、介護を受けている方にとっては、当たり前なことが出来る/出来るようになると、心情的にも、より元気に前向きになるよ。

できるだけ、食堂やキッチンで食事をするようにすることがお薦めです。

そのためには、食堂やキッチンまで移動する必要があります。

車椅子を利用している場合は、ベッドと車椅子の間の移乗介助をしてから移動します。

ベッドと車椅子の間の移乗介助については、下記のページで紹介しています。こちらもあわせてご覧になってくださいね。

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ベッド上に座って食事をする場合

ベッド上で食事介助をする場合は、移動の準備は必要ありません。

この場合は、ベッド上に座った時の姿勢を整えることがポイントです。

例えば、座った時に体位がずるずる下にいかないよう、クッションや丸めたタオルを使って身体の位置を固定することがおすすめですよ。

リクライニングタイプの車椅子で食事をする場合

これは、座ることができない利用者さんの場合です。

特養のような介護施設では、例えば、寝たきりの利用者さんに対してイメージすることが多いタイプですね。

ただ、間違っても「 寝たきりだし、食事介助なんていらないでしょ」ではないよ。

寝たきりというだけ。利用者さんは意識もあれば食事も摂れます。

寝たきりでも、心情的に、より元気に前向きになってもらうために、食堂やキッチンまで移動して食事介助をする。そんな時にも有効な手段です。

寝たきりの利用者さんの、ベッドと車椅子の間の移乗介助についても、下記のページで紹介しています。あわせてご覧になってくださいね。

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利用者さんの口の中を確認

これは、食べる前には口の中をきれいにしましょう、ということです。

何それ?そんなの意識したことないよ

それはね、健常者側の視点だよ。当たり前のことだし、自分で無意識にできているから意識すらしないの

利用者さんの場合は、例えば、前の歯磨きや口腔清掃介助の後に、何か食べてて口の中に何か残っていたり。それを自分では処理できなかったり。

毎日の介護の現場では、健常者だと、とても思いもつかないようなことが、いろんなことが起こるよ。

食事の前に、口の中の確認を。

これはよく忘れてしまうことなので、意識しておくことがポイントです。

食事の配膳位置とお手拭きの準備

これは、利用者さんが食べやすい位置に配膳を、ということです。

お手拭きは、ウェットティッシュや濡らしたタオルを準備します。できれば温かいタオルがお薦めです。

温かい方が、気持ち的にも、ホッとするよね

利用者さんの場合は、例えば、おむつ替えの後だし、認知症だったりすると何を触っていたか分からないこともよくあるので、重要ポイントです。

食事中に食べ物がこぼれることもよくあります。そんな時のためにも、ティッシュやタオルを準備しておくこともお薦めですよ。

食事の記録(食事チェック表)の準備

これは、これまでのからまでの内容とは、ちょっと毛色が違う準備です。

特養のような介護施設では当たり前の準備なのですが、あなたがご自宅で介護をされている場合は、「 何それ?必要?」と思われるかもしれません。

具体的には、食事メニューや食事量などを記録する食事チェック表を作って記録しておくこと。

これ、かなりのお薦めポイントです。

はぁ?普段忙しいからそんなことまでできないよ」と言わないで、何かあった時に、忙しいあなたが少しでも楽に介護生活を過ごすためにも、意味あるツールになるので。

例えば、体調の変化や最近の食事の好み、どんなメニューならよく食べるか、食事摂取量はどうかなど、様々なことを時系列に把握、情報共有できるようになります。

もしも病院に行くことになった時には、そのまま看護師や医師らに見せることができます。

自宅で介護をしている時には、訪問介護で来る人などいろんな人が介助をする時の情報共有にもなります。

お薦めです!是非、やってみてくださいね。

食事チェック表には、最低限、次の4つを書くと便利ですよ。

日付と食事のタイミング(朝食や昼食等)

メニュー

食事摂取量

食事にかかった時間

他にも思いついたものがあったら記録してみるといいよ

食事介助の前にしておくと楽になる5つのポイントのまとめ

いかがでしたでしょうか。

この後の食事介助をできるだけストレスを少なく、スムーズに進めるために、お薦めな準備内容を5点紹介しました。

介助をするあなたが健常者でしたら、とっさには思いつかないことや、ありきたりすぎて忘れがちなことばかりではないでしょうか。

介護をしているあなたも利用者さんも、不快なストレスをできるだけ少なくして、

より楽に、楽しく美味しく食事/食事介助ができるように、そんな介護生活を過ごすにはどうしたら?

こんな思い/悩みを解消できたら、これからの普段の介護生活を「もっと当たり前に」楽に過ごせるようになりますよ。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

次は、食事介助中の、(食事介助の仕方と注意点/ポイント)について、紹介していきます。

具体的には、食事介助中の注意点/ポイントを、(利用者さんが自力でどの程度食事出来るか)により分類して、食事介助の仕方と注意点/ポイント紹介しています。

あわせてご覧になってくださいね。

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