介護の現場で、利用者さんの尊厳を守る/維持するために、どんな介助をしたら?
ご自宅や特別養護老人ホーム(特養)のような介護施設などで介護にチャレンジし始めたあなた。
あるいは、これから介護にチャレンジしようというあなた。
あなたは、上記のような思い/悩みがあったり、考えたりすることはありますか?
介護の現場で、利用者さんの生活やプライバシーを尊重して、利用者さんがそんな生活を送れるよう/維持できるよう、介助/支援する
「 なにをいまさら。介護をしている人がそう考えて介護するのって、当たり前なんじゃないの?」なんて声も聞こえてきそうですが。
確かにそのとおりですよね。
ですが、実際に介護の現場で働いてみると、利用者さんの尊厳のある暮らしを守る/維持するように介助/支援する、というのは、結構難しいのよね。
自宅や特養などの介護施設で介護をしているあなたはいかがでしょうか。
このページでは、介護の現場で、利用者さんが尊厳のある暮らしを送るために、
介護をしているあなたがどんな体験をしたら、介護を受けている利用者さんの思いを実感として知ることができる?
について、特養の介護現場で介護職員として働いていた私の考え方も含めて紹介していきます。
これから先、あなたも利用者さんも「もっと当たり前に」余分なストレスを少なくして、より楽に介護生活にチャレンジできる、そんなきっかけに。
このページでは、介護を受ける方を「利用者さん」と表現しています。ご自宅で介護をされている場合は、例えば、「ご家族の方」のように読み替えてください。
利用者の尊厳を知るために
利用者さんが尊厳のある暮らしを送れる/維持できるように、利用者さんの生活やプライバシーを尊重する介護/支援を。
そのために具体的に何をどうやったらいいのか、いまいち実感として把握できないよね。
そうしたら、利用者さんの気持ちを実感できることに近づけるんじゃないかな
利用者さんと同じ状況を体験してみる。
そうしたら、「介護の現場で、利用者さんの生活やプライバシーを尊重する介助/支援が、どんなものか」、解ることに近づけるんじゃないかな。
やっぱり自分自身がその状況にならないと、実感として解ることはないんじゃないかな、と思います。
こんなお手軽な方法の一つが、おむつ体験です。
介護 おむつ体験と尊厳のある暮らし/プライバシー
あなたが、普段介護サービスを受けている利用者さんの生活状況や思い、感情を実体験する方法は、いくつかあります。
例えば、食事介助を受ける実体験、移乗介助を受ける実体験、等々。
そのうち、誰でも今すぐにできて、かつ、様々な意味で最も実感できる方法は、
- おむつを買ってくる
- 最低でも2,3日間、できれば1~2週間以上、1度もトイレに行かないおむつ生活をしてみる。もちろん、おむつしながら普通に外出も。
おむつは、近所のスーパーやドラッグストア等で売っているもので問題ありません。
介護には、排泄介助の他にも、食事介助や移動介助、入浴介助等、様々な介助があるよね。
それらのうち、介護における尊厳とは、を実感して認識するために、おむつ体験は、
簡単にできる
あなた1人でできる
すぐに開始できる
利用者さんの尊厳やプライバシーの他にも、人としての恥、羞恥心、自尊心の崩れ、屈辱的な感覚など、様々な思いを体験できて
その感情、感想、感覚は忘れにくい
ということから、あなたが介護している利用者さんの生活を体験・実感する方法として、一番ぴったり。
介護における尊厳とは、の意味まで考えさせられてしまいますよ。
おむつ体験は、実際に介護の現場研修に取り入れられていたり、その感想をレポートにしたりと活用されていることもあります。
あなたも是非、一度やってみてはいかがでしょうか。
あなたがおむつ体験をして得たその感情、感想、感覚は、介護以外のところでも、あなたの糧になるよ。ひょっとしたら、価値観も変わってしまうかも。
介護をされるようになりたくないのに介護をされるようになってしまう。
介護が必要になる主な原因や、そんな未来にしないためにできることの一つを下記のページで紹介しています。
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最後に
いかがでしたでしょうか。
介護をしているあなたがどんな体験をしたら、利用者さんの思いを実感として知ることができる?について、紹介しました。
利用者さんの尊厳のある暮らしやプライバシーを守って介護をしていくためには、利用者さんの思いを実感として知ることが近道。
まずは利用者さんの思いをあなたが実感できることをしてみること、お薦めです。
そうすると、利用者さんの思いにも、より気付くことができるようになって。
あなたも利用者さんも「もっと当たり前に」ストレスの少ない介護生活を送れるようになる、そんな生活のきっかけになりますよ。
さらに、介護 食事介助をされることと利用者の尊厳のある暮らしのページでは、食事介助をされる時の利用者さんの具体的心境を通して、利用者さんの尊厳を紹介しています。
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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!
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