介助の方法

介護 おむつ替え介助:高齢者が嫌がる時の心境と対処方法

2019年5月5日


排泄介助のうち、おむつ交換。高齢者に嫌がられずにできていますか?

ご自宅や介護施設での毎日の排泄介助、なかなか楽にスムーズにいかないことはありませんか?

ご自宅や特別養護老人ホーム(特養)のような介護施設などで介護にチャレンジし始めたあなた。

あるいは、「 これから介護にチャレンジするよ」というあなた。

あなたは今、こんな思い/悩みはありませんか?

おむつ替えを嫌がる時と嫌がらない時の利用者さん、心境にどんな違いがあるの?

利用者さんがおむつ替えを嫌がっている時には、どう対処したらいいの?

利用者さんがおむつ替えをどうしても嫌がる時には、どう対処したらいいの?

介護でおむつ替えをされる利用者さんの心境や尊厳、プライバシー?おむつ体験?

介護で、トイレでストレスを少なくしてスムーズにおむつ替えをするにはどうしたら?

こんな時のおむつ替えの場所は、ベッド上とトイレのどっちが良い?

等々

おむつ替え/排泄介助に関するこれらの悩みは、介護現場のあるあるの1つですよね。

おむつ替えは、介助をしているあなたも利用者さんも辛いことだよね。

いやいや、おむつ交換の介助をしている私の方が、ストレスを感じてるよ」という方もいらっしゃるでしょうか。

そうだね。私も特養で働いていたので、その思いはよく解ります

とは言っても、おむつ替えにストレスを感じているのは利用者さんも同じ。そこはお互い様ということで。

むしろ、精神的には、利用者さんの方が辛いことも。

でも、こっちも忙しいのに、嫌がるだけならまだしも、暴言を言われたり、叩かれたりすることもあるよ・・

そんな介護の現場では、「 お互い様」という発想には、なかなかなれないよね。

私も、そんな時には、( どうしてもこの忙しさは とても理不尽に思えてしょうがない)という歌詞が、頭の中で流れてました。
:B'z 『FRIDAY MIDNIGHT BLUE』より)

そこで、このページでは、特養で働いていた経験をもとに、排泄介助におけるこれらの思い/悩みの中から、

利用者さんがおむつ替えを嫌がる時の心境や、そんな時にはどうおむつ替えをしたらいいの?

について、紹介していきます。

これから先、あなたも利用者さんも「もっと当たり前に」余分なストレスを少なくして、より楽に介護生活にチャレンジできるようになりますよ。

介護を受ける方を「利用者さん」と表現しています。ご自宅で介護をされている場合は、例えば、「ご家族の方」のように読み替えてください。

高齢者がおむつ替えを嫌がる時のおむつ替え介助の仕方

あなたは、あなた自身がおむつ交換をされている現場を、想像できますか?

自力で用が足せない、排泄処理ができない状況でも、誰かにおむつ替えをされるなんて、気持ちのいいものじゃないよね。

そんなおむつ替え/排泄介助ですから、利用者さんが嫌がることはよくあります。

そんな時にスムーズにおむつ替えをするために、まずは利用者さんの心境を知ることをしてみてはいかがでしょうか。

介護 おむつ替えを嫌がる利用者さんの心境って?

介護の現場において、利用者さんがおむつ替えを嫌がる時、利用者さんの心境はどんなものでしょうか?

普通に考えると、恥ずかしいとか?

私が特養で利用者さんから直接聞いた話では、
恥ずかしさの他にも、自分自身に対する歯がゆさ、情けなさ、自尊心の崩れ、どうしようもない何ともいえない感情があるそうですよ

この私が、おむつに排泄をして、誰かに拭いてもらって、おむつ交換をされるなんて・・

特にあなたが健常者で、かつ、40~50代くらいまでの方でしたら、こんなこと、想像したこともない方が大半でしょうか。

あなたはいかがでしょうか?

もしもあなたが、毎日、誰かに拭いてもらって、おむつ交換をされている、そんな状況になったら?

よっしゃー!おむつ交換してもらう時間だぜッ! 」とテンションが上がる人は、そうはいないでしょう。

もしいらっしゃったら、会って頭の中を覗いてみたいもの。

屈辱的に感じる方もいらっしゃるのでは?

私が働いていた特養では、屈辱的に感じている人も、泣いている人もいらっしゃいました。

機会の損失こそが最大の損失と思うけど、できることならおむつ交換される機会は遠慮したい。

と思いながらも、残念ながら、そんな時間が毎日、1日に何度もやってきてしまう。

ある程度は介護職員に八つ当たりすることも、おむつ替えを嫌がることも、想像に難くないよね。

排泄介助をするあなたとしては、利用者さんが少しでも尊厳のある暮らしを送れるよう、対処するしかないところ。

ここから、高齢者がおむつ替え介助を嫌がる時の対処方法を紹介していきます。

高齢者がおむつ替え介助を嫌がる時のおむつ替え

利用者さんがおむつ替えを嫌がる時、私が特養で実際にしていたおむつ替えの対処方法は、主に、下記の2点です。

  1. 可能な限り、手早くする
  2. 利用者さんと何かしら話をしながら、おむつ交換をする(一方的に話すことも有り)

なんだ、ここまで引っ張ってきたわりに、ありきたりな内容じゃない。私でも思いつくよ 」と思いましたか?

確かにありきたりなこと。それでも、これが効果的です。

1.は、そうだね、と分かるけど、2.はなんでなの?

2.は、利用者さんの気分を紛らわすため

利用者さんにとっては、おむつ替えは嬉しくない、辛い、とにかく早く終わってほしい。今、おむつ替えをされているなんて思いたくもない。集中したくもない。

少しでも気分を紛らわそう作戦です。

おむつ替えを嫌がる利用者さんほど、自分でもどうにかして気分を紛らわそうとしています。

そのため、2.の方法は、喜ばれることが多い。いわゆる、win - winな関係、というやつですね。

win - winな関係?表現、合ってる?

この時の話のネタは、できればこれまでの利用者さんとの会話で仕入れたネタ、利用者さんの興味のあるネタがお薦めです

一方で、「 どうしてもネタが浮かばない・・」という場合は、何でもOK、今あなたが気になっている時事ネタでも芸能ネタでも。

利用者さんのレスポンスが良くなかったらどうしよう・・」なんてことに悩む必要はないよ。

利用者さんのレスポンスが良くなくても、気にせず話し続けましょう。

目的は、利用者さんの気を紛らわすこと。レスポンスが芳しくなくても、あなたが一喜一憂する必要は一切ないよ。

ただし、そもそも普段からあんまり人に話しかけられたくない、という利用者さんもいらっしゃいますよね。

これを希望として言われる利用者さんも。

私の介護職としての経験から、どちらかというと、男性に多いかな。(性差別だ、なんて言わないでね。)

そんな利用者さんに対しては、オムツ替えの最中、会話することも一方的に話しかけることもなく、ただひたすらに「1. 可能な限り手早くする」。これです

おむつ替えを終えたら、使用済みおむつをバケツに入れて、早々に部屋から退出。

介護の現場では、この2点が対処方法として有効です。

高齢者がどうしてもおむつ替え介助を嫌がる時のおむつ替え

まずは上記の「高齢者がおむつ替え介助を嫌がる時のおむつ替え」の内容をやってみる。

それでも、どうしても利用者さんがおむつ替えを嫌がる場合について、紹介していきます。

そもそもおむつに大便/小便をしていて、そのままにしている。これ、かなりの不快感ですよね。

そうなの?おむつに大便/小便をしたことがないから実感としてわからない」と思ったあなた。

そんな時には、おむつ体験をしてみることがお薦めです。嫌というほど実感できるよ。

あわせて読みたい

おむつに大便/小便をしている状況で、さらにおむつ替えを嫌がるということは。

ありていに言えば、その時のその利用者さんに限っては、あなたにおむつ替えをされるのが嫌なの

・・・こんなに頑張ってるのに!へこむわ~!

この時、あなたは一切落ち込む必要はありません!

介護サービスを受けている利用者さんも、当然ながら感情を持った人。誰でもそんな時はあるものです。

普段、健常人同士でも、おむつ交換ではないにせよ、どうしてもこの時だけは・・、っていう時もあるよね、それと同じです。

特養などの介護施設の場合は、他の介護職員も忙しいけど、迷わず他の介護職員さんに代わってもらう。

介護の現場では、誰かに頼ること、相談することは全然恥ずかしいことじゃないよ。

あなたがご自宅で介護をしていて、「 ちょっと1人で対処できないんだけど・・」という時には。

そんな時には、迷わず、お住いの市区町村役所や地域包括支援センターや近所の介護サービス事業者、さらには、クラウドケア(自費の訪問介護サービスなどを手掛ける、民間事業者)に相談を。

この誰かを頼るというチャレンジをすると、自宅で大変な介護生活を改善するきっかけにできますよ。

市区町村役所や地域包括支援センターに相談することについては、下記で紹介しています。あわせてご覧になってくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

高齢者がおむつ替えを嫌がる時の心境と、その時のおむつ替えの方法について紹介しました。

利用者さんがその時々の様々な感情から、おむつ替えを嫌がること、介護現場のあるあるの1つです。

よくあること。

そんな時は、「 ま、そんな時もあるよね。」くらいで考えて対処することがお薦めです。

介助をしているあなたが落ち込むことでもないよ

一人で深く考え込まないことが大切、ということだね

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

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