介助の実務

介護 食事の前に準備しておくと良いお薦めポイント:食事介助

2019年6月4日

食事介助。利用者さんは嫌がらずに食事していますか?

毎日の食事介助がなかなか楽にスムーズにいかないことはありませんか?

ご自宅、あるいは、特別養護老人ホーム(特養)のような介護施設などで介護にチャレンジし始めたばかりのあなた。

あるいは、これから介護にチャレンジしようというあなた。

食事介助は、その時々の利用者さんの機嫌に進み具合が左右されやすい介助ですよね。

そんなこともあって、あなたは今、こんな思い/悩みはありませんか?

文字のリンクを押下すると、それぞれを紹介しているページに移動します。

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 食事介助?何からどう始めたら?

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 食事介助って、ただ食べてもらうだけじゃない?何か特別な準備が必要なの?

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 食事介助の仕方や注意点/ポイントはあるの?

[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] そもそも食事介助の声かけの仕方がわからない

[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] 利用者さんがなぜか食べない、口を開けない/口を開けてくれない

[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] 時間ばっかりかかって全く進まない

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 食事介助を受けている方々は、食事介助中、どんな心境なの?

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 毎日のしんどい辛い介護生活、少しでも楽に楽しく過ごしたい。そんなきっかけになる、食事で何か良い気分転換できる方法はないかな?

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 介護食ってどんな食事?普通食とどう違うの?

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 介護食専門の宅配サービスって、あるの?どんなもの?家族も一緒に食事できるの?

[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 普通食の宅配サービスも介護の食事に活用できるの?家族も一緒に食事できるの?

等々

これらの思い/悩みは、介助現場のあるあるの1つですよね。

食事介助は、移乗介助(移動介助)よりも回数が少なめとはいえ、それでも毎日のこと。

特養の介護現場で介護職として働いていた私の経験から、これらの思い/悩みが少しでも解決に近づくよう、食事介助の仕方と注意点/ポイントについて、順に紹介していきます。

このページは、食事介助をスムーズに進めるために、食事介助の前にしておくと良いこと、お薦めなことを紹介していきます。

これから先、あなたも利用者さんも余分なストレスを少なくして、より楽に、より楽しく介護生活にチャレンジできるようになりますよ。

[jin_icon_bulb size="15px" color="#24b500"] この記事では、介護を受ける方を「利用者さん」と表現しています。ご自宅で介護をされている場合は、例えば、「ご家族の方」のように読み替えてください。
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食事介助の仕方と注意点~オススメ準備ポイント~

食事介助は、数ある介護/介助の中では、イメージと実務/実体験のギャップが大きい介助です。

実際に介護/介助をしたことがない方が思う、介護の妄想あるあるの1つ。

「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] 食事介助?ただ食べてもらうだけ、誰でも楽に簡単に出来るでしょ。できない意味が解らない。」

これ、よく聞きます。あなたはいかがでしょうか?

この妄想が特段悪いと言っているわけではないよ。

これから介護にチャレンジしようとしているあなたにとっても、食事介助は、例えばこんなイメージかも。

[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] おむつ替え/排泄介助ほど汚くない

[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] 移乗介助(移動介助)ほど身体的・体力的にキツくない

私が働いていた特養でも、食事介助は「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] できれば必要以上にはやりたくないな~」と思っている排泄介助/おむつ替えや移乗介助に比べると、苦手意識を持っている介護職の方は少かった。

それでも、実際に食事介助をしてみると、介護のベテランさんでも「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] 上手く出来ない・・進まない・・」ということ、よくあります。

そうすると、介護をしているあなたも、受けている利用者さんも、だんだんイライラ。

自宅では、喧嘩になってしまうことも。

[chat face="c777d5e47df991890f44ef1633173bd8.png" align="right" border="none" bg="red" style="maru"]そう。食事介助も実際にやってみるとなにかと大変だよね。[/chat]
[chat face="cd70908dfcc095eb6f1582a88fbbadc8.png" align="left" border="none" bg="gray" style="maru"]大変。なので、少しでも楽に楽しく食事介助が進んだら、
[jin_icon_check size"15px"] あなたは楽になって、時短につながる。
[jin_icon_check size"15px"] 利用者さんは美味しく食事できるようになるよ。[/chat]

そんなことを目指して、まずは食事介助の準備から、順に沿って紹介していきます。

排泄を済ませておく

準備の第一はこれ。まずは排泄を済ませておくこと。

食事の真っ最中にトイレに立つ。
あなたが健常者なら、ちょっと席を立つだけでたいした労力も必要ないよね。

「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] ま、たまにはそんなこともあるかな」くらいかな。それでも普段の生活では気持ち的には「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] ちょっと・・・」と思うでしょうか。

一方で、介護を受けている利用者さんの場合は、とても「ちょっと席を立つだけ」では済みません。

[chat face="c777d5e47df991890f44ef1633173bd8.png" align="right" border="none" bg="red" style="maru"]年齢的にもお腹が強くない方も多い年頃だよね。食事中におむつ替えなんてことになったら、へこむわ~[/chat]
[chat face="cd70908dfcc095eb6f1582a88fbbadc8.png" align="left" border="none" bg="gray" style="maru"]「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] なんでこんなことになってしまったんだ~!何やってんだッ、わし!」と自分を情けなく思うこともあるそうよ。[/chat]

食事介助の前に排泄介助を済ませる。これ、超重要な注意点/ポイント。

介護では、精神的に無駄に落ち込みかねないことは避けるべし!介護を受けている利用者さんが尊厳のある暮らしを送るためにも。

介護における利用者さんの尊厳については、こちらで紹介しています。あわせてご覧になってくださいね。

利用者さんが尊厳のある暮らしを送れるようにするためには

そのことをあなたが実感として知る/考えるためには

介護 おむつ体験と利用者の尊厳のある暮らし/プライバシーに紹介しています。

https://kaigo-nuigurumi-garden.com/care-action/action/omutsu-diaper-change2_atab

食事をする場所への移動

無事、排泄介助を済ませたら、次は食事をする場所への移動です。

利用者さんの介護の重度(要支援度・要介護度)、或いは、利用者さんの希望によっても食事介助の場所は違ってくるよね。

例えば、こんなケースがありますので、それぞれ利用者さんの状況に応じて準備しよう。

[jin_icon_arrowcircle size="15px" color="#24b500"] 食堂やキッチンで食事をする場合

[jin_icon_arrowcircle size="15px" color="#24b500"] ベッド上に座って食事をする場合

[jin_icon_arrowcircle size="15px" color="#24b500"] リクライニングタイプの車椅子で食事をする場合

食堂やキッチンで食事をする場合

食事介助をする場所の第一選択は、やっぱり食堂やキッチンですよね。

食堂やキッチンで食事をする。

当たり前だけど、介護を受けている方にとっては、当たり前なことが出来る/出来るようになると、心情的にも、より元気に前向きになるよ。

食堂やキッチンへ移動して食事をする場合は、そこまで移動する必要があります。

車椅子を利用している場合は、ベッドと車椅子の間の移乗介助をしてから移動します。

ベッドと車椅子の間の移乗介助については、以下の記事で紹介していますので、こちらもあわせてご覧になってください。

ベッドと車椅子の間の移乗介助の仕方、注意点/ポイント

重い大柄な方の移乗介助の仕方、注意点/ポイント

https://kaigo-nuigurumi-garden.com/care-action/action/idou-transfer-theme1_atab

https://kaigo-nuigurumi-garden.com/care-action/action/idou-transfer-theme2_atab

ベッド上に座って食事をする場合

ベッド上で食事介助をする場合は、移動の準備は必要ありません。

この場合は、座った時の姿勢を整えることを考えよう。

例えば、座った時に体位がずるずる下にいかないよう、クッションや丸めたタオルを使って身体の位置を固定したり。

リクライニングタイプの車椅子で食事をする場合

これは、座ることができない利用者さんの場合です。

特養のような介護施設では、寝たきりの利用者さんをイメージすることが多いタイプ。

ただ、間違っても「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] 寝たきりなんだから食事介助なんていらないでしょ。」ではないよ。

寝たきりというだけ。利用者さんは意識もあれば食事も摂れます。

寝たきりであっても、心情的に、より元気に前向きになってもらうために、食堂やキッチンまで移動して食事介助をする。そんな時にも有効な手段です。

寝たきりの利用者さんにおける、ベッドと車椅子の間の移乗介助についても、以下の記事で紹介していますので、こちらもあわせてご覧になってください。

寝たきりの利用者さんの、ベッドと車椅子の間の移乗介助の仕方、注意点/ポイント

https://kaigo-nuigurumi-garden.com/care-action/idou-transfer-theme1_atab

https://kaigo-nuigurumi-garden.com/care-action/idou-transfer-theme2_atab

利用者さんの口の中を確認

これは、食べる前には口の中をきれいにしましょう、ということです。
[chat face="c777d5e47df991890f44ef1633173bd8.png" align="right" border="none" bg="red" style="maru"]何それ?そんなの意識したことないよ。[/chat]
[chat face="cd70908dfcc095eb6f1582a88fbbadc8.png" align="left" border="none" bg="gray" style="maru"]それはね、健常者側の視点だよ。当たり前のことだし自分で無意識にできているから意識することすらないの。[/chat]

利用者さんの場合は、例えば、前の歯磨きや口腔清掃介助の後に、何か食べてて口の中に何か残っていたり。それを自分では処理できなかったり。

毎日の介護の現場では、健常者だととても思いもつかないような事が、日々いろんな事があるよ。

食事の前には口の中の確認を。

これはよく忘れてしまうことなので、意識しておくことがポイントです。

食事の配膳位置とお手拭きの準備

これは、利用者さんが食べやすい配膳位置に配膳を、ということです。

お手拭きは、ウェットティッシュや濡らしたタオルを準備します。できれば温かいタオルがお薦め [jin_icon_like size="15px" color="#24b500"]

[chat face="cd70908dfcc095eb6f1582a88fbbadc8.png" align="left" border="none" bg="gray" style="maru"]温かい方が、気持ち的にもホッとするよね。[/chat]

利用者さんの場合は、例えばおむつ替えの後だし、認知症だったりすると何を触っていたか分からないこともよくあるので、重要ポイントです。

あとね、食事中に食べ物がこぼれることがよくあるよ。そんな時のために、ティッシュやタオルを準備しておくこともお薦めです [jin_icon_like size="15px" color="#24b500"]

食事の記録(食事チェック表)の準備

これは、これまでのからまでの内容とはちょっと毛色が違う準備です。

特養のような介護施設では当たり前の準備なのですが、あなたがご自宅で介護をされている場合は「[jin_icon_question size="15px" color="#24b500"] 何それ?必要?」と思われるかもしれません。

具体的には、食事メニューや食事量などを記録する食事チェック表を作って記録しておくこと。

これ、かなりのお薦めポイントです。

「[jin_icon_comment size="15px" color="#24b500"] はぁ?普段忙しいからそんなことまでできないよ」と言わないで、何かあった時に、忙しいあなたが少しでも楽に介護生活を過ごすために、意味あるツールになるから。

例えば、体調の変化や食事の好み、食事摂取量まで様々なことを時系列に把握、情報共有できるようになります。

もしも病院に行くことになった時には、そのまま看護師や医師らに見せることができます。

どんなメニューならよく食べるか、最近の食事はどうだったか等が解るし、介護する方達と情報共有もできます。

お薦めです!是非、やってみてくださいね。

食事チェック表には、具体的には、最低限、

[jin_icon_check_circle size="15px" color="#24b500"] 日付と食事のタイミング(朝食や昼食等)
[jin_icon_check_circle size="15px" color="#24b500"] メニュー
[jin_icon_check_circle size="15px" color="#24b500"] 食事摂取量
[jin_icon_check_circle size="15px" color="#24b500"] 食事にかかった時間

の4つを書くようにすると便利ですよ [jin_icon_like size"15px" color="#24b500"]

[chat face="cd70908dfcc095eb6f1582a88fbbadc8.png" align="left" border="none" bg="gray" style="maru"]他にも思いついたものがあったら記録してみて。[/chat]

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

この後の食事介助をスムーズに進めるために、まずは具体的なオススメ準備点紹介しました。

介助をするあなたが健常者でしたら、とっさには思いつかないことや、ありきたりすぎて忘れがちなことばかりではないでしょうか。

[jin_icon_check_circle size="15px" color="#24b500"] 介護をしているあなたも利用者さんも、不快なストレスをできるだけ少なくして、

[jin_icon_check_circle size="15px" color="#24b500"] より楽に、楽しく食事介助ができるように、そんな介護生活を過ごすにはどうしたら?

こんな思い/悩みを解消できたら、あなたはこれからの普段の介護生活を「もっと当たり前に」楽に、楽しく過ごせるようになりますよ。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

次は、(食事介助の仕方と注意点/ポイント~食事介護中~)について、紹介していきます。

[jin_icon_check size="15px"] 食事介助中の注意点/ポイントは、(利用者さんが自力でどの程度食事が出来るか)をもとに分類して紹介しています。

[jin_icon_arrowcircle size="15px" color="#24b500"] 1. 自力で食事ができる利用者さんの場合

[jin_icon_arrowcircle size="15px" color="#24b500"] 2. 少し食事介助をしたら自力で食事ができる利用者さんの場合

[jin_icon_arrowcircle size="15px" color="#24b500"] 3. 自力で食事ができない利用者さんの場合

[jin_icon_arrowcircle size="15px" color="#24b500"] 4. 寝たきりの利用者さんの場合

文字のリンクを押下すると、それぞれを紹介しているページに移動します。

あわせてご覧になってくださいね。

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